人気ブログランキング | 話題のタグを見る

モネの絵のこと  NO.6

”ヴエトウイユの画家の庭”

ヴエトイユのモネの家の庭にいる 次男ミシェルと 
蒐集家のオシュデ家の子供たちが 描かれていますが

人物よりも 庭全体の構図や花々の印象が強く
柔らかな色調の中に 子供たちが居ることで
平和な暮らしを 思わせる 優しくて好きな絵です

同じような色調で アルジャントウイユの画家の家を描いた絵も
とても好きです  

さて、この 真ん中に一本の道があり
木々や奥の方に家のある絵は
どうしても ピサロの描いた
エラニーの庭 という絵を思い出させます

もちろんピサロとモネは 同じ美術学校で学び
モネはピサロの後輩で ルノアールやセザンヌ同様
親しい交流があったとのことですし
似ていても あたりまえかもしれません

ピサロは 第一回印象派展から8回まで
休むことなく作品を 出品していた ただ一人の画家だそうです

この時期の 印象派の画家たちの絵は
その描き方や 題材の選び方 描く場所など
非常に似たものが多いように思います

モネとピサロで言えば モネの”キャピシーヌ大通り”という絵と
ピサロの”テアトル・フランセ広場 雨の効果”
良く似ているように思います

モネの”キャピシーヌ大通り”モネの絵のこと  NO.6_f0248616_16164519.jpg



しかも ピサロは雨でぼんやりした風景


モネのキャピシーヌ・・も 輪郭のはっきりしない



しかし それが 通りの雰囲気を表している 素敵な絵ですね
  
二枚の絵は 色調も良く似ています




私の好きな モネの絵は まだまだあって
結局 ほとんど全部好きなのかもしれません
その中で 気になっている絵について
色々書かせていただきました

また 思いだしたら 書きたいと思っていますが
そろそろ 他の画家についても
私の 独りよがりな感想を 書きたくなってきました
by sarasunanikki-yk | 2013-03-25 14:20 | 美術館・博物館・絵画・映画