2013年 04月 30日
荒城の月・・晩翠草堂 仙台の旅 NO.3
♪~春高楼の花の宴 巡る杯 影さして~♪
荒城の月 の作詞者
仙台出身の英文学者 土井晩翠
その旧居が 仙台の青葉通り沿いに 今も残っています
戦災で住居と蔵書を失った晩翠のために
教え子など有志が中心となり
昭和24年旧居跡に居宅を建設し
晩翠は80歳で永眠するまでの数年間
この地で過ごしました
この 晩翠の家に
当時盛岡での 結婚式を控えた石川啄木が
寄り道をして 自分の結婚式に
間に合わなかったという話は有名です
昭和の良き時代の趣がのこる
質素で落ち着いた佇まいは
賑やかな青葉通りに 違和感なく ひっそりと建っています
そして 盛岡には
その啄木新婚の家が 残っています
荒城の月の歌碑は
土井晩翠が詞を構想したとされる 仙台市の青葉城址と
福島県会津若松市の鶴ヶ城址
そして滝廉太郎が曲を構想したとされる大分県竹田市の岡城址
と富山市富山城近くの 4か所にあるそうです