Van GOGH NO.4 ゴッホと宮沢賢治

”星月夜”

昨日最後に触れた ”星月夜”の絵について考えているうちに
またひとつ思い出しました

昨年と今年初めの2回 花巻の宮沢賢治記念館に行ったのですが
賢治は 現在の花巻農業高等学校で教職にあったとき
生徒たちに 農業や鉱石について以外にも たくさんの事を 教えていたことを知りました

それは 詩や歌や音楽 そして絵画などについてです
その絵画について ゴッホの ひまわり の絵の写真などを生徒に見せて
広く海外の画家の作品を学ばせていたというのです

このことを知って また私は驚きました
明治や大正の たくさんの日本の作家などが ヨーロッパを訪れて
美術館などで絵画を観ていたことは 知っていましたが

賢治はヨーロッパに行ったことは無いし
自らは 童話の挿絵などを描いていても
油絵などに造詣が深かったということは 知りませんでした

東北の 岩手県に居て 本当に広い視野で物事を観て
生徒や 農業従事者に 知識を広めていったことは
文明の発達した現代に生きる私達には
想像もつかない 好奇心と研究心が あったからだと思います

以前にも書かせていただきましたが
賢治が作詞作曲した ”星めぐりの歌”
          あかいめだまの さそり
          ひろげた鷲の  つばさ 
          あをいめだまの 小いぬ
          ひかりのへびの とぐろ

          オリオンは高く うたひ
          つゆとしもとを おとす
          アンドロメダの くもは
          さかなのくちの かたち。

          大ぐまのあしを きたに
          五つのばした  ところ
          小熊のひたいの うへは
          そらのめぐりの めあて

   最後に 北極星の見つけ方を教えているような・・・(ちょっと疑問もあるのですが)
   こうやって生徒に 星座や星雲の名前と位置を 教えていたのでしょうか
   詩としても 素敵な歌だと思います

   昨年の”あなたへ”という映画の中で
   田中裕子さんが歌っている歌としても知られています 


f0248616_15534682.jpg


それで、ゴッホですが ゴッホはこの有名な”星月夜”という絵も含めて
夜の星空の絵を たくさん描いていて・・
 (星空の絵をたくさん描くのは 絵画の世界で 珍しい事の様です)

それは 賢治が銀河鉄道の夜を書く 一つのきっかけになったのではという説や
ゴッホも 賢治も同じ37歳で亡くなっていることで
賢治がゴッホの生まれ変わりだという人さえいるそうです

いずれにしても 賢治がゴッホの絵をたくさん見ていたことは事実であり
音楽や 詩歌に対すると同じく 絵画に対しても 研究を積んでいたようです

上の星月夜の絵は アルルの病院から サン・レミの病院に移った後
入院中に描かれたもので ここでもたくさんの傑作を残しています

夜空を描いた作品の中で 私が最も好きな絵は
オルセー美術館にある”星降る夜”です

手元に オルセーの画集が無くて残念ですが
精神を病んでいた頃描いた ”星月夜” とは違うタッチで
澄んだ夜空と 水面に映る北斗七星と 小さく男女が描かれていて
国内の美術展で観た時も そして現地で観ても 印象深い一枚でした

興味のある方は すみませんが検索で 御覧下さい

ゴッホの絵は オルセー美術館にも たくさんありますが
アムステルダムのゴッホ美術館
アムステルダムから 車で1時間ほど離れたオッテルロー市の
クレラ―ミュラー美術館に 寄り有名な絵が たくさん収蔵されています

現地で買った その二つの美術館の日本語版 画集 
f0248616_15352824.jpg

[PR]
トラックバックURL : https://sarasuna.exblog.jp/tb/19813300
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by sunnnari at 2013-06-13 22:33
こんばんは!
よく分からないけど、宮沢賢治とゴッホがつながってるのですか?!
なんだか驚き・・です。
こうしてみると、ゴッホの絵ってなんかすごく特徴ありますね。
Commented by sarasunanikki-yk at 2013-06-13 23:18
YAKKOTANさん
賢治が生まれたのは ゴッホが亡くなってからですが、賢治はゴッホの絵から 童話などに影響を受けていると考えている方が居て 本も出されています。ゴッホはテレビで何度も特集されていますし 日本人が最も好きな画家の一人なので もっともっと詳しい方がたくさんいらっしゃると思います。
YAKOTANさん 何度も来ていただいたのに お茶も出さないで
すみません(笑)
by sarasunanikki-yk | 2013-06-13 16:50 | ◇美術館・博物館・絵画のこと | Trackback | Comments(2)