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るるるるるる・・・視覚の詩人、草野心平記念館を訪れて・・・その1

おはようございます
今日も暑くなりそう・・・毎日同じことを書いてしまいますが
ほんとに今年は早くから暑いですね。

そしてもう6月、時の過ぎてゆくのが、季節のすぎるのが
年々早く感じられるようになって
そうして年を重ねていくんですね

季節外れですが


秋の夜の会話・・・草野心平

さむいね
ああさむいね
虫がないているね
ああ虫がないているね
もうすぐ土の中だね
土の中はいやだね

痩せたね
君もずいぶん痩せたね
どこがこんなに切ないんだろうね・・・



(記念館前の花)

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草野心平の代表的なこの詩を
あるいは、草野心平という詩人をご存知でしょうか?

福島県出身の詩人です

草野 心平(くさの しんぺい
1903年36年)5月12日 ~- 1988年63年)11月12日
福島県石城郡上小川村(現・いわき市小川町)出身。
5人兄弟の次男として生まれ、兄の民平( みんぺい)、弟天平( てんぺい))も詩人




(記念館は、小高い山の上にあります)

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1919年、磐城中学(現・福島県立磐城高等学校)を4年生で中退上京し
1920年慶應義塾普通部3年次に編入。同年、同校を中退し
1921年中国の広東嶺南大学(現・中山大学)・・(ミッション系、アメリカンスクール)に進学する。

1925年(大正14年)排日運動により、帰国。詩作はこの留学中に開始

1923年(大正12年)には、民平と自己の詩をおさめた『廃園の喇叭』を自費出版
(一時帰国、出版地は日本)。帰国後、雑誌『
銅鑼』を主催し
ここに
宮沢賢治八木重吉らを同人に誘い、 彼らの作品の紹介に努めた。

1928年(昭和3年)、活版刷りとしては初の詩集となる『第百階級』を刊行
全篇が
をテーマにしたものであり, 以後も、この生物を扱った詩を書き続けた。

1935年(昭和10年)には中原中也らと詩誌『歴程』を創刊する。

1938年(昭和13年)2月から4月まで、『帝都日日新聞』の記者として満州中国に渡り
そのときの模様を『支那転々』にまとめている.
在中時代は、
焼き鳥屋をやっていた経験を持ち、戦後日本に帰国した際にも
「 火の車」という焼き鳥店を経営。



(記念館入口へ)

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1950年(昭和25年)「蛙の詩」によって、第1回読売文学賞を受賞。

1953年(昭和28年)福島県川内村長福寺の住職矢内俊晃の招聘で同村平伏沼
モリアオガエルを見に行く。

1956年(昭和31年)平伏沼畔に心平の歌碑が建立される。

1960年(昭和35年)川内村名誉村民となり、1966年、天山文庫が建設され
その後毎年7月に
天山祭りが開催されるようになる。

1983年(昭和58年)、文化功労者

1984年(昭和59年)7月、いわき市名誉市民となる。

1987年(昭和62年)には文化勲章を受章。

1988年(昭和63年)11月12日死去。

1998年平成10年)心平の功績が称えられ、福島県いわき市
いわき市立草野心平記念文学館が建立される
主に Wikipediaより

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日曜日、草野心平記念文学館に行ってきました
もう、何年も前から行きたいと思っていて
やっと実現した事でした

心平は生涯を通して、多くの文人と交流を持ち、カエルや自然を愛し
独特の視点と言葉で、詩を書きました
壇一雄とロシアに行ったり、棟方志功とインドに行ったりしたことも
その個性的な感覚を磨く事に繋がっていると思います

棟方志功については、その版画と心平の詩を
現代的に言えばコラボさせた本が出ています

ずいぶん前に、青森の志功記念館に行った時には
気づかなかったことでした

また草野心平の、カエルの言葉?カエル語?とも思える不思議な詩は
ちょうど宮沢賢治の、イーハトーヴや
賢治の童話に出てくる擬声語をも思い出させます

そういう点でも、共通した何かを見出したのか
賢治と心平は、書簡のみではあるけれど
親しい間柄となり
賢治没後に、彼の名を世に知らしめるために
賢治の家族や光太郎らと共に
大きな役割を果たしたのが心平でした。


るるるるるる・・・と、"る"という字だけを並べた詩や
真っ白い紙の真ん中に 黒い点があるだけだったり
その視覚に訴えようとする多くの特徴的な詩は
当時、色々な意味で、様々な評価を受けたようです。

それらを、視覚や聴覚に伝えるように工夫された展示で
館内は、独特の雰囲気でした

興味のある方は、一度ぜひ訪問されては・・と思います
こちらも詩です^^
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Qがいっぱい・・・(*^_^*)

書きたいことが、もう少しあるので
次回続けたいと思います



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by sarasunanikki-yk | 2015-06-02 10:23 | 文学館・記念館 本・詩歌など